自転車アパレルはなんで高い
サイクルジャージって高い。
まぁ、機能糸を使ったり、縫製が特殊だったりするから仕方ないとは言え、やっぱり高い。
フランスのスポーツブランドデカトロンで2500円ほどのサイクルジャージを購入したところ、たしかに着心地は微妙でしたが、十分着用できるレベルでした。
またアマゾンでシンプルな無地のサイクルジャージであれば同じくらいの値段で購入できます。
日本でサイクルジャージが高い理由の一つの理由は、自転車が富裕層のスポーツであるからというのは間違いないでしょう。これはゴルフも同じです。
ランニングのような幅広い層のスポーツは、高級ゾーンもあれば、ボディーメーカーのような入門ゾーンブランドもあります。
しかし、日本の自転車はそもそも競技人口も少なければ、やってる層も富裕層に偏っている。そうなると中々低いボリュームゾーンで販売する旨味がメーカーにはない訳です。
これは悪い事では無く、堅実にメーカーが利益を上げることで、業界全体が安定する事に繋がるからです。
しかし、高い!
私は比較的市場価格より高い衣服系を販売しているので、高く売っても利益なんて思ってる以上出ないし、下っ端なんかは中の下くらいしか収入がないのと分かっているので、低価格ゾーンが現れる事で価格競争に突入しても、実は誰も得しないのは分かっています。
でも高い、、!
価格競争になると、消費者は一見徳をしそうなものですが、これは意外と逆で長い目で見ると損になります。
まず、価格競争になったら品質が下がります。これはまず確実です。
どこから落ちて行くかというと、先ずは縫製。縫製がより簡単で失敗しにくいように。そしてロスの基準を下げる。荒くなります。
そして次の段階は素材。
糸の質を下げたり、量を減らして行きます。
この段階になると、体力のないメーカーはもちろん潰れます。
高級路線のメーカーは生き残りますが、俗に言う普通のメーカーは無くなります。
結果、すごく高いもの か 安いものしか無くなります。適正価格の選択肢が極端に減ってしまうのです。
それは消費者にとっては損と言えるでしょう。
でもやっぱり高いなぁ!
と、貧乏サラリーマンは思ってしまいます。しかし、今のサイクルジャージは品質がいいため、2〜3年くらいは余裕で待ちます。
そのため、高くとも十分元がとれると言えるでしょう。
余談ですが、tシャツの質が最近目に見えて落ちてきて、ファストファッションブランドのシャツは2クールくらいでダメになります。
逆に10年前に買ったシャツはまだまだ現役です。
これが、安物買いの銭失いの典型と言えるでしょう。
結果として、下手に安いものを沢山買うより、しっかりとしたものを適正価格で買うのが、みんな幸せになる方法と言えるでしょう。
でも高いので、あさひとかドッペルとかボディーメーカーなどの初心者入り口ブランド、ショップが いい感じ出してくれるのを期待してます。
まぁ、私はしばらくデカトロンユーザーになりそうですが、、、
デカトロンHP(フランス版ボディーメーカーみたいな感じです)